WEBサイト上で右クリックでQRコード
QRコード作成ツール
ユーザー様から「ホームページのQRコードって作れますか?」というご質問をいただくことがあり、作成ツールで簡単に作成できることをお伝えしています。
「QRコード 作成」で検索すると無料の作成ツールがいろいろヒットしてきます。
けっこうおしゃれな感じに作成できたり、有料のものだと付加価値のあるユニークなサービスもありニーズに合ったものが見つかりそうです。
ところが最近、ブラウザの開いているページで簡単にQRコードを作成できるようになったことにお気づきでしょうか。
今ご覧いただいているこのページの何もないところで右クリックし「このページのQRコードを作成」というメニューがありクリックするとこんなに簡単にQRコードが出てきます。
「QRコードのスキャン」と書かれていて、例えばパソコンで見ているページをスマホでも見たいという時にカメラを向けて読み込むことができます。検索しなおしたりメールでURLを送信する必要がなくなりました。
「ダウンロード」というボタンもあり、画像としてダウンロードしてチラシやパンフレットなど印刷物に貼り付けて使うことができます。
Google Chromeはバージョン88、Edgeはバージョン90からで、それぞれ今年2021年2月、4月頃からのようです。
これに気づいた時には、この手軽さに目が1.5倍くらい見開いてしまいました。
(他のブラウザは現時点では未対応のようです。)
以下はブラウザからダウンロードしたものや、無料の作成ツールでいくつか試しに作ってみました。
Google Chromeは中央にかわいい恐竜?がいます。
いずれも弊社 株式会社ビジネスラボラトリーのトップページのコードです。
追記:文章内で「QRコード」を普通名称化的な表現がありますが、QR コードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。「二次元バーコード」が普通名称となります。現時点ではこのページ内では文章のわかりやすさから「 QR コード 」と記載しておりますことをご了承ください。2022年3月
QRコードの始まりとビジネスモデル
QRコードは1994年に自動車部品メーカーの株式会社デンソーの開発部門(現在は株式会社デンソーウェーブ)が開発したものです。
デンソーウェーブが特許を持っていますが、QRコードの普及を考えて規格化された技術に対して特許権を行使しないそうです。
つまり普通ならライセンス料でビジネスになるところですがライセンスフリーにし、しかし国際標準規格の範囲内という特許権で保護されているため規格外の粗悪なもの防ぐことができ、それにより日本に限らず広く世界にも普及しています。
QRコードをオープンにし無償で公開、ビジネスとしては読み取りリーダーの製造・販売で利益がでるというビジネスモデルになっているようです。
開発エピソード ウィキペディアより
QRコードがない時代、デンソーの製造工場の現場では部品をバーコードで管理していた。
だが部品管理のためにバーコードを10個ほど並べて読ませていたことから、非常に作業効率が悪かったことと、現場の作業員から「疲れる」との不平不満が挙がり、併せて「バーコードより多くの情報を盛り込めるコードを作って欲しい」という要望が出た。
それに応えるため、デンソーウェーブ(開発当時はデンソー)開発部門が1992年から開発をスタート。昼休憩の時間中に社内で打っていた囲碁をヒントに、開発目標としてコードの情報量を増やすだけでなく「正確に速く読み取れること」、また油などの汚れがつく自動車関連工場で使われることを想定し汚れや破損への強さにもこだわり、2年の開発期間を経て1994年に完成。
バーコードは横方向にしか情報を持たないのに対し、QRコードは縦横に情報を持つ。そのため格納できる情報量が多く、数字だけでなく英字や漢字など多言語のデータも格納できる。
TAN