スマホのゴーストタッチと勘違いの充電方法
ゴーストタッチ
ゴーストタッチとは、操作していないのに勝手にアプリが開いたり、でたらめな文字がどんどん入力され、まるでゴースト(お化け)が操作しているかのような現象のことです。
[現象]
先日、スマホの充電の残量がゼロに近かったため、あえてゼロにして完全放電した後100%までフル充電にしました。(大きな勘違いでした。後ほど解説。)
その後、スマホを使おうとすとる勝手にアプリが開いて改行が止まらなかったりでたらめに入力が始まり「なんか調子悪いな」と思いオフにするだけでなくシャットダウンするとよいかもと思い2度シャットダウン。
それでもおかしいので2~3時間スマホを休息。
その後は何事もなかったように自然に不具合解消。
翌日ふと気になったので調べてみると、これが「ゴーストタッチ」という現象で原因はいくつかあるようです。
[原因]
私の場合、次のことが原因のようでした。
- ゼロからフル充電したことでバッテリーが熱を帯び、若干膨張して画面をタッチした状態になった。
- 画面にひびが入っていて、ほこりや微小なひびの破片がすき間に入りタッチした状態になった。
そういえばたしかにひびの多いところのアプリが勝手に開き、ひびの多いところの文字が続けて入力された状態でした。
場合によっては電話やメールのアプリが開いて、勝手に通話や送信になることもあるようです。
スマホの充電方法の勘違い
以前はゼロにして放電してからフル充電するのがよいと言われていました。
私も「ゴーストタッチ」当日までそう信じておりました。
しかし現在のリチウムイオン電池はその問題は改善されており、逆にゼロにしない方がよいそうです。
「知らなかったの? 今さら~?」と思われるかもしれませんが、ガラケー経験の中高年世代にはそう信じている方も多いと思いますのでざっくりとですが紹介いたします。
[情報]
バージョンアップで、すでに古い情報もありますがまとめてみました。
- 0%になると過放電でバッテリーに負荷がかかってしまう。
逆に100%になっても過充電でバッテリーに負荷がかかってしまう。 - 就寝中に充電する方も多いですが100%になり過充電になってしまうのでよくないといわれていました。
しかしそれもすでに解消されており、フル充電になると充電がストップするように設計されているため充電器につなぎっぱなしにしても問題ないそうです。 - スマホの充電レベルは20~80%の間がよいとの見解。
私は完全に勘違いしておりました。
時おりわざわざゼロまで放電して、充電の際は100%になるまでじっと待っているくらいでした。
以上のような情報を参考に充電のルーチンを考え直そうと思います。
そしてiOS 13 以降には「最適化されたバッテリー充電」機能があります。
iOS 13 以降には「最適化されたバッテリー充電」機能があり、iPhone がフル充電されたままの時間を極力短くして、バッテリーの劣化を軽減し寿命を延ばしてくれます。この機能を有効にすると、所定の条件下でiPhone は 80 パーセントまで充電したらその後の充電を遅らせます。iPhone はオンデバイスで機械学習機能を使い毎日の充電の傾向を把握するので、iPhone がある程度長い時間、充電器に接続されるだろうと予測されるときにしか「最適化されたバッテリー充電」は働きません。充電器から外した時点でiPhone がフル充電されている状態にしておくことが、このアルゴリズムの狙いです。
support.apple.comより
そういえば「xx:00までに充電を完了するようにスケジュールされています。」とロック画面に表示されることがあります。「最適化されたバッテリー充電」が働いているためです。
説明が長くて「結局なに?」と思った方、簡単にまとめると、
- わざわざゼロになるまで待たない。
- 100%になるまで待つ必要なく、逆に就寝中のつなぎっ放しも問題なし。
- 20~80%の間で適当に充電。
ということでよいようです。
技術の進歩は早く、ボーっとしているとまた常識が変わっているかもしれませんが。。。
パソコン以上にスマホに頼って仕事をしている方も多いと思います。
いずれも正しい理解で快適に使い続けたいものです。
TAN